柿の景色を見ると懐かしい思い出が蘇ります。霜の降りるのを待って真っ赤に熟した柿を取って、口にべったりつけながら食べた幼いころの懐かしい思い出。母と夜なべに皮を剥いで吊した干し柿。仲間と他所の甘柿に登ってとっていて怒られたこと。今は食べる人も少なくなりましが昔は貴重な食べ物でした。未だ青いうちにの渋い柿も美味しかったのです。どの家にも柿は植えられていました。祖父は甘い柿を接ぎ木をくれので、私は実のつくのを毎年楽しみに柿を眺めていました。ふるさとの色、母の顔、あの山この川懐かしい住んだころを思い出し瞼に過ぎし歳月の記憶はいつまでも残っています。