<   2010年 08月 ( 5 )   > この月の画像一覧

山村の湖水祭りです

f0231460_1453749.jpg
f0231460_1451922.jpg
f0231460_1445771.jpg
f0231460_1442440.jpg
f0231460_144721.jpg

高知県旧物部村の湖水祭りです。これは昭和30年ころ永瀬ダムがつくられ50余年になりますが、工事中人柱となった犠牲者を弔い毎年8月14日に催され冥福を祈ります。この日は不思議に必ず雨が降るのです。必ず降るのです。それで主催である物部村が祭りに日を、変更したこともあったそうですが結果は同じで雨が降るのです。その日が快晴でも夕方ころは雨が落ちてくるのです。私もここに6年くらい住みましたがその日の変わる天候を覚えています。人柱27名の涙をダムの空から降らしているのでしょうか。下流は香長平野がありダムの多くの恩恵を受け繁栄をして豊かな生活をしています。それはここ湖水の底に眠っているダムをつくった労働者の尊い命を忘れてはなりません。更にこのダムに水を供給している森林も先人たちがつくったことも忘れてはいけません。
湖水に線状のものが沢山散らばっていますがこれは灯籠で湖面に流して犠牲者を冥土へ送ります。
写真は少し以前のものです。私は俯瞰できる山に登り夕暮れから移り変わるこの風景を撮りました。人のつくった風景、見ると美しいですが、奥を見つめれば命を奪った悲しい風景でもあります。
by aokinature | 2010-08-29 15:26 | 山村

吉野川上流の風景です

f0231460_17473038.jpg
f0231460_17471217.jpg
f0231460_17463933.jpg
f0231460_1746975.jpg
f0231460_17454566.jpg

酷暑、極暑、猛暑、炎暑、酷熱、極熱、苦熱、炎熱、どれも当てはまる今年の暑さですね。先日涼しさを求めて吉野川に出かけました。高知県大豊町、本山町付近で両岸には人家、田畑が上流に向けて散在しています。この川は石鎚山のふもとを源流として徳島市まで85kmありますが、まさに恵みの水を流しています。この地の膨大な森林が四国の半分の生命を守っているのです。しかし、最後の写真のバス停留所のように乗る人も降りる人もなくなりました。屋根は白い百合の花飾りで皆さんを待っているようです。すぐ奥には1億トンの水を貯める早明浦ダムがあります。電気と引き換えにここの山村の景観をすべて変えてしましました。うなぎやはえを握ったぬるりとした手のすべり匂いは遠い懐かしい風景になりました。紅い花は百日紅です。
by aokinature | 2010-08-22 18:48 | 山村

山村の棚田を訪れました。

f0231460_14115089.jpg
f0231460_14113034.jpg
f0231460_14111410.jpg
f0231460_14103791.jpg
f0231460_14102242.jpg

高知県大豊町の棚田です。去る5月に植えた棚田がどうなっているのだろうか思い出かけました。数本の稲の株も増え背丈も50cm以上になり濃い緑一色に棚田になっていました。これから稲穂を出し稔りますが、台風のこないこように美味しいお米ができますようにと願いました。さて、ここ大豊町は森林の面積が88%と山ばかりのところです。多くの人工林があり林業で栄えたとろです。昔は大杉村と呼ばれ日本一の大杉があります。ここで話を聞いたのですが土佐弁で「今はなんちゃええことはない、昔は仕事をしたら何かがもんてきよった、山は氷河期にはいっちゅう、もうええことはないぜよ」と嘆いていました。そのとおりだと思います。膨大な森林を見ましても伐られているところはありません。蓄積は毎年増えていきますが将来どうなるのでしょうか。現在は戦後植えられ50年くらいの山が多いのですが100年それ以上の大森林になるでしょう。有り余る木があるのに木を使わなくなった日本になりました。
ここに国道439号線俗に「よさく国道」が徳島県祖谷に抜けています。国道とは名ばかりで幅員も狭く急カーブ、悪路で林道なみです。峠を越えますが標高1500m、京柱峠と言いますが昔は土佐と阿波を通う中央道でありました。京へも上り下りした歴史のある往還でもあったようです。またこれは後日書きましょう。
写真は上から大豊町京柱峠から見た全貌、下が怒田(ぬた)棚田、八畝(よね)棚田、花はヤブカンゾウ、ここはそのままのところでこれから秋の七草を見せてくれるでしょう。
by aokinature | 2010-08-14 15:26 | 棚田

土佐は早場米の稲刈りの真っ最中です

f0231460_15145540.jpg
f0231460_15144151.jpg
f0231460_15142457.jpg
f0231460_15135860.jpg

高知県の香長平野では8月に入りお米の出荷に日本一を競っています。4月に植えた苗も4ヶ月で稔りました。農作業の人たちは炎天の下で顔も肌も黒く焦げ汗が噴き出ています。一番上の写真コサギも一緒に収穫です。虫が出てくるのでスズメ、ツバメも雇われているようです。ここ香長平野は以前は米の二期作で知られ年にお米が二度穫れるところでした。物部川の堆積物を蓄積し肥沃な農地で戦後は日本の食料難に貢献をしました。施設園芸も盛んで南国高知から全国に出荷されています。
上を見れば白い雲に太陽思わず眼を閉じてしまいます。温度計を見れば38度を越えていました。午前9時すぎでしたので日中はまだ上がると思います。私はここで1時間半くらいいたのですが、さすがに暑く少し気分が悪くなりました。野外でいることは慣れていますがこのようなことは始めてでした。
7日は立秋、日中は変わらず暑いですが自然は忘れずこれから朝夕は涼風を送ってくれるでしょう。
さて、「森林は米をつくった」と富山和子著「日本の米」で述べています。ここ香長平野の上流には天然林や人工林の豊かな森林があります。先人たちが長い歴史で作った森林であり、現在も守り育てています。この森林があってこそここから送られてくる水があって米の生産ができるのです。樹木は土壌の賜物ですが同時に土壌を作っています。水は森林によって確保されていますが土壌をとおして下流に出されています。緑の森林の土を濾過した水は人間にも植物にもすべての生物に生命力をもたらす元素が含まれています。農作物は森林からの無償のサービスのお陰で収穫されるのです。
森林が消滅あるいは荒廃すれば土壌を失いそこから作られる水を失うことになります。突き進めば多くの受益を受けている諸々のものがどうなるか想像できると思います。
炎天の下での農作業は重労働ですが、山でも藪の中で蜂の危険を感じながら滴る汗を出して鎌を振り雑草を刈っています。先日山村の人と話したのですが、山は氷河期に入っていると言っていましたがそのとおりだと思います。
それでも御先祖の作った山を曲がった腰をのばしながら守り育ていかねばなりません。
暑い夏には山にみなさん出かけますがクーラーをかけながら眺め通り過ぎるだけではなく森の中を見て欲しいと思います。最も森林の受益を受けているのは都市のあなた方なのですから、お返しに山を応援しましょう。
by aokinature | 2010-08-08 16:43 | 風景

水の日・水の週間です

f0231460_2158354.jpg
f0231460_21582288.jpg
f0231460_2158376.jpg
f0231460_21574132.jpg
f0231460_21571566.jpg
f0231460_215626.jpg
f0231460_21554019.jpg

水資源の有限性、水の貴重さ及び水資源の開発について関心を高め理解を深めるため、8月1日を「水の日」とし、この日を初日とする1週間を「水の週間」としています。水はどこにもありますが、水ほど不思議で独特の性質を持ったものはありません。水がなければ植物も動物も生命のあるものは生まれなかったし、水がなければ生きていけません。この地球で最大に大切なものであるにもかかわらず、世界のどこかで環境破壊をして生命の危機に脅かされています。猛暑の日々、水をを益々大切にしましょう。
by aokinature | 2010-08-04 22:35 | 水の風景