ヤマボウシ和名「山法師」花序を僧の頭に白い花弁を頭巾に見立てたものといわれます。地味で少し寂しいように見えますが趣がありこの花のファンも多いようです。谷間に雨に打たれて白く咲いている姿、風情があり詩情豊かな想いが浮かぶ花ですね。木の実は甘くて美味しく野鳥の好物でなかなか口には入りません。花は春は黄色い花多いようですが今頃は白い花が多く見られます。植物の子孫を残すため蝶や昆虫、野鳥を呼ぶ工夫の智慧でしょうか。私たちにはきれいな花をお見せいただきありがたいですね。
雨去って 白眉の花の 山法師 米谷静二