阿波農村人形浄瑠璃を見てきました

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10月23日徳島県那賀町木頭北川 八幡神社境内で公演されました。徳島といえば阿波踊、阿波藍が有名ですが人形浄瑠璃は江戸時代から明治時代にかけて見るだけでなく、村人が参加して力を合わせて造り上げ村全体で維持してきたのが「農村舞台」です。共有地である神社の境内に造られました。吉野川、那賀川流域などにの9つほどあるようです。さて、ここは北川舞台の歴史は江戸時代後期の人形座が行われた記録があるようです。復活したのは平成19年約60年ぶりに公演され今回が4回目となります。過疎で開くのは負担が多く大変なことだと地元の人は言っていました。
今回は徳島池田町出身の吉田勘緑さん、各地で文楽人形遣いはもちろん文楽人形の可能性を求め創作、劇場を企画、演出などで活躍しているこの世界では名前のとおった有名な方です。数々の賞もとっていらっしゃいます。そした和太鼓ユニット光(光)1999年羽田康次・はだひかる・結成
愛知県を拠点に国内での公演さらにアメリカ、カナダ、オランダ外上海万博でも演奏その活躍は注目を浴びるアーティストです。大相撲王座決定戦、貴乃花部屋初場所打ち上げパーティーでも演奏しています。
地元から丹生谷清流座のみまさん2009年地元那賀町の青年団を中心に結成された人形浄瑠璃座、吉田勘緑氏の指導のもと川俣農村舞台でデビュー公演に参加活躍しています。
和太鼓の演奏はまさに凄い迫力に圧倒されました。太鼓と笛の音が森閑とした神社から天に向かって出ていきました。リズムは心をゆさぶり共鳴したのでしょうか感動すら覚え拍手が鳴りやみませんでした。魂を込めて叩くばち、心血を注いだ演奏とはこういうものでしょうか。
人形浄瑠璃は「安珍清姫伝説」が上演されました。ご存知とは思いますが紀州に伝わる伝説で、思いを寄せた僧・安珍に裏切れれた少女・清姫が激怒のあまり蛇身に変化し、道成寺で鐘ごとき安珍を焼き殺すことの内容です。人形は一人は足、一人は手、一人は頭と3人が巧みに操り、喜ぶ姿、表情、悲しみ怒りなど少しオーバーに動作をして演劇します。言葉は一切なし、太鼓と笛で感情を表します。清姫が蛇に変わり愛した安珍を責めるところ、あるいは安珍が隠れた鐘に巻つくところなど人形浄瑠璃でこそできるものだと思いました。最後は彼岸の世界ですが安珍が清姫を愛しく抱きしめるところは思わず涙が溢れました。忘れていたものが心に甦るようで少々感激もしました。皆さん充分満足の表情で帰っていきました。
10月は徳島の各地で催されているようです。山村を応援することにもなりますので出かけましょう。
by aokinature | 2010-10-25 16:52 | 景観
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