稲架(はざ)の大きいのを見てきました

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高知県仁淀川の大渡ダムの手前に長者川と呼ばれる支流がありますが、そこをさかのぼりますと道路端に建っています。目測で高さ5m余り横に13m位です。現在はコンバインで即もみにしますのでこのような風景は珍しくなりました。
下の写真は昭和30年ころ、私が小学生のころの「はで」(この地ではこう呼んでいます)です。材木を立て架ける竹をわら縄でしばり骨組みは大変な仕事でした。稲束を運びはでの上にいる祖父にほおり投げたものでした。どこの田んぼにもこうして乾燥さしてお米にしました。脱穀は足で踏むもので祖父の横で踏みまさに補助人工エンジンのようなものでした。膝が脱穀機にあたりますのですり切れ血が出たものでした。そのうち発動機になりましたが、小さい腕でまわしてストンストンとエンジンかけベルトを脱穀機にかけてもみにしました。家族母子で暗くなるまで働いた苦楽の時代の懐かしいの思い出です。畦にすわり秋空の下でおやつのむしたお芋は美味しかったですよ。比べて見ると昔のはでは大きくつくりもちがいますね。
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 昭和30年ころ 高知県森村(現在土佐町)
by aokinature | 2013-11-15 18:48 | 山村
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